自分は理系である。だから入試の時、日本史も世界史も勉強しなかった。今それを大変後悔している。歴史は繰り返されるというが、同じ過ちを犯さないためにも、誰かどこでどういう判断をしたからこういう時代になった、という位は説明できないと恥をかく。
ところが、文系の学問は社会にあまり役立たないという理由で予算が削られている。また、理系においても、すぐに経済効果の出ない研究費は減らされつつある。
近年、ノーベル賞を取った日本の学者は基礎研究費が減らされつつあることを皆懸念している。短期的に成果を求めるのもわからなくはないが、長期的な視点を排除することは、けして賢い選択とは思えない。
基礎研究は地味な作業の積み重ねである。場合によっては成果の出ないまま終わってしまうこともあるだろう。しかし、ノーベル賞を取るのは殆ど基礎研究の学者である。(iPS細胞とか、LED照明とか分かりやすいものもある)ここは文部科学省も大学生き残りのための事業にばかり予算をつけるのではなく、文系や基礎研究など、日本の底力を世界に見せつけるような研究にも、しっかりと予算を回してもらいたい。
ユキワカ
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