京都大学の本庶佑教授が、免疫細胞の研究で日本人5人目となるノーベル生理医学賞を受賞した。
癌患者には、外科手術、抗がん剤治療、放射線治療に次ぐ第4の治療法が開かれたことで大変希望のもてる受賞であった。
癌患者のインタビューでも、既にプラジーボ治療をして、症状が改善された方が沢山登場し、喜びを隠せないようであった。
ただ、問題はプラジーボのコストの高さである。1回の治療で70万円程かかり、保険が適用される場合(癌の種類と状態によって決まる)患者の負担は2万円代、後は高額療養費として国から支給されているのが現状である。これは命を救うために仕方がないが、あまりにも税の使われ方としては、納得いかない人も多いだろう。
他の製薬会社が難色を示すなかで、小野薬品が商品化したことの評価は高いが、今後は量産することで、コストをできるだけ抑えてもらいたい。
また、本庶佑教授も言っていたが、生理医学の基礎研究は短期では成果が出ない。国は短期で効果の出る研究に予算を回しているが、他の施策もそうだが、もっと長期的な視点で物事を考えてもらいたい。他の東アジアの国がノーベル賞を取れない中で、日本は本当に凄い国だと思う。
ユキワカ
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