国の官僚ほどではないが、都にも天下りはある。部長職以上で退任すれば、次の職場は用意されている。三セクのこともあるし、民間企業のこともある。国は省庁毎で天下りの確保に奔走しているが、都ではそのようなことはないし、数もだいぶ少なくなった。
現役の時は仕事のハードさと比べ、報酬がそれ程高くなかったので、ご褒美という考え方もあったが、一部の人にご褒美をあげられるだけの経済全体の体力が失われつつある。
民間企業に行った場合など、都の情報を取ってこれる人ということで重宝されたが、最近は気軽に職場に行き来できるような状況でなくなり、役割が限定されてきた。
以前からの付き合いで受け入れてもらえているうちはいい。だが、実力を発揮できない人だと厄介もの扱いされ、社内ニートとなり一日中ネットサーフィンしている人もいるようだ。
それでも定年延長で同じ職場にいて若い人の職を奪うよりはましだ。ただ、これからの人生100年時代、60になってセカンドライフでもいいが、50代前半からセカンドキャリアを模索するほうが健全な老後を送れるのではないかと思う。
ユキワカ
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