agattarisagattariの日記

良い子→東大→一部上場企業→都庁→パワハラで鬱→双極性障害→退職→障害者就労支援事業所→アルバイト→起業準備中 日々思う事を綴ります

グレタさん涙の訴え

スウェーデンの16歳の少女が国連の温暖化対策サミットで演説した「温室効果ガス排出問題に取り組まず、自分たちの世代を裏切った」という内容に対し、賛否両論の声が上がっている。

彼女はアスペルガー症候群強迫性障害、選択的無言症(?)であると公表している。アスペルガー症候群とは、自閉症の特徴がありながら、知的能力や言語の発達には遅れのみられない状態のことであり、自閉症の仲間の一種であるが、最近は自閉症スペクトラムASD)という大きなくくりの中でとらえられるのが一般的となっている。

対人関係を調整することの難しさと、自分の興味や手順などへの強いこだわりが二大特徴である。そのことに本人が生きづらさを感じなければそれは個性ですまされる。ただ、生きづらくどうにかしたいと思っているのであればそれは障害ということになる。実際脳の構造が普通の人とは違い、治るものではない。(双極性障害も同じ)

彼女の演説に対し、トランプ大統領が「彼女は明るく素晴らしい未来を夢見るとても幸福な若い女の子のようだ。ほほえましい。」と皮肉なツイートをした。トランプ大統領には二つの非がある。

一つ目は、温暖化問題は存在しないとしてパリ協定を抜けたことだ。自国にとってプラスでも世界全体にとってマイナスであれば、いずれ自国にもマイナスになるということに対し無責任であることだ。自分の生きている時代だけ良ければというどこぞの国の政治家と同じ思考。

二つ目は、障害者に対する偏見である。おそらく彼女の強い口調と鬼の形相は、障害から来ているものと考えているのだろう。たしかに彼女の訴えは正論ではあるが、16歳という若さとアスペルガーという障害からすれば、清濁併せ呑むような発言が出来るわけがない。障害者だからあのような主張になる、話半分で聞いておけという姿勢が垣間見えるのである。

障害者は一般社会にはなかなか適応できない。彼女は環境活動家という形で社会の中に上手く適応した。居場所さえ見つければ障害者の活躍する場はいくらでもあるということを実践で示してくれたのだと思う。

ユキワカ

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