agattarisagattariの日記

良い子→東大→一部上場企業→都庁→パワハラで鬱→双極性障害→退職→障害者就労支援事業所→アルバイト→起業準備中 日々思う事を綴ります

網走刑務所

旧網走刑務所は、現在移築され、博物館網走監獄として観光施設となっている。その建物は重要文化財が8棟、登録有形文化財が6棟と実に圧巻である。

学芸員によるガイドツアーも興味深いものであった。極寒の地で投獄された囚人の生活がいかに過酷なものであったか、語り部や実寸大の模型で大変よくわかった。

ここで重なったのが、以前投稿した精神科の入院記録である。収監生活と入院生活の共通するところが実に多いのである。

窓には逃亡しないように鉄格子。面会も限られた部屋で行う。ヘルパーという監視役がいる。風呂は週2回。風呂の入り方、体の洗い方まで監視されている。

囚人は午前と午後に役務を行う。入院では午前に作業療法をする。お絵かきや手芸などだ。この作業には出たく無くても、強制的に出るように促される。

もちろん囚人の方が圧倒的に自由は少ない。しかし、何か悪いことをしでかさないよう見張られているということでは、投獄も精神科入院も同じである。(あまりにも酷い囚人の人権は投獄法の廃止により(平成17年受刑者処遇法に改正)改善された。)

役務に対しては、僅かではあるが賃金が支払われる。どこの刑務所でもそうであるが、囚人が作った工芸品などを販売した売上げがそれに充てられたりする。網走刑務所には常設の販売所がある。(他の刑務所は常設していない)お土産に写真の工芸品を買った。学生時代によく使った薪ストーブのミニチュア、1,980円。

網走刑務所は映画で有名になったので、観光地化している。またこれも極めて異例だが、囚人が塀の外で作業をしている。囚人の写真は絶対に撮らないようにと看板に出ていた。

ユキワカ

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