まだ拝読していないが、内田樹さんの新刊「サル化する世界」、今さえよければ、自分さえよければ、それでいい、という人のことを猿と言っているようだ。
今回の自粛期間中にも、自分だけなら大丈夫として外出する人は少なからずいる。彼等は現在起きている事象を正しく把握出来ず、今後起きることの想像力を欠く人達である。彼等は自分に火の粉がかかった時初めて後悔する。
人間は産み落とされた時は外も内も理解できない猿である。猿を人間にするのが教育である。今までの教育システムは画一的な人を生み出すには都合良かった。しかし多様性がない故に墜ちる時は皆一緒に猿に転落してしまう。
その意味で、多様な個性の人を生み出す教育が今求められる。そして再び猿に転落しないように常に学べる機会を担保する必要があると考える。
同志社大の浜矩子教授が、4月26日の東京新聞で、強い人の要件を述べているが、その反対の人が猿ということだと思う。つまり、
賢くない人
優しくない人
自分のために点数稼ぎをする人
他者のために心血を注がない人
他者のために涙する目と魂を語る口を持たない人
まるでどこぞの国のリーダーであるが、猿を批判する口を持つのもいいが、まずは自分が猿に転落しないよう自省していきたい。
ユキワカ
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