agattarisagattariの日記

良い子→東大→一部上場企業→都庁→パワハラで鬱→双極性障害→退職→障害者就労支援事業所→アルバイト→起業準備中 日々思う事を綴ります

調理と炊き出しに行ってきました

これ、以前から参加しようと思いつつ、なかなか行動に移せなかったボランティア、炊き出しです。東池袋公園、この日は炊き出し以外にも、医療、鍼灸、生活相談、衣料の提供なども行われました。

リーマンショックの際、年越し派遣村が有名になりました。あの当時に比べれば路上生活者の人数は減ってはいるのですが、この日は約200人。池袋も再開発が進み、路上生活者は居場所を追われ、駅周辺でダンボールハウスに寝ています。

昔のホームレスというと臭くて汚くてレゲエみたいなイメージがありましたが、並んでいる方々はこぎれいで、パッと見では一般の人とあまり変わりません。年代も50代以下が中心で確実に若くなっています。

定期的に食事を提供する。これだけでは路上生活者の社会復帰には繋がりません。現状の行政のやり方は、まず生活保護を受給し、一時的に相部屋の寮に入り、可能な人は職に就いて民間のアパートに移ってもらうというものです。

ところがこれが上手く機能しておらず、再路上生活になる人が圧倒的に多いのです。理由は何。

調査によると、路上生活者の中の約3割が知的障害、また約3割が鬱などの精神障害を持っており、学歴も低く、対人コミニュケーションが苦手なため、集団生活に馴染めず寮を逃げ出したりするからです。

最近は housing first と言って、海外で先行して取り組まれ効果を上げているのですが、初めに個室の住まいに入居し、そこでヘルパー派遣などの福祉サービスを受けながら社会復帰を目指していくというものです。

こちらのNPOは6室の個室シェルターを運営しており、個室ならば入りたいという路上生活者が数ヶ月間で自立できるような取組をしています。

ただ、一人暮らしとなると、自分も体験してわかるのですが、誰とも喋らず引きこもるという恐怖に襲われます。そこで、昼間に皆が交流するスペースを作ったり、料理教室を開いたり、外に出る仕掛けを設けています。

料理教室で作ったパンなどを、今度はそれを路上生活者の方に配ったりということもしているそうです。

ところでこれはNPOの役割なのでしょうか。行政が率先して取り組まなくてはいけないのではないでしょうか。

住まいは権利!路上生活に堕ちてしまった原因を自己責任で片付けてしまってよいでしょうか。それではあまりにも厳しい世の中ではないですか。

この日は調理に約20人、炊き出しに約50人のボランティアが集まりました。社会の最下層の人達と触れてみて、セーフティネットをもっと上にはらないといけないと感じました。

今年の正月の様子が YouTube に上がっています。リンクを貼っておきますので、4分間是非ご覧になってください。

https://youtu.be/OcKDIFZW7WI

ユキワカ

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