agattarisagattariの日記

良い子→東大→一部上場企業→都庁→パワハラで鬱→双極性障害→退職→障害者就労支援事業所→アルバイト→起業準備中 日々思う事を綴ります

多摩都市モノレール開業20周年記念

自分は以前多摩都市モノレール株式会社で働いていたことがある。平成10年に開業したので 今年がちょうど20年目に当たる。昨日記念パーティーに参加してきた。

モノレールは軌道法という法律を基に作られており、道路上を走る都電と同じだ。だから駅とは言わず、停留場という。

モノレールはめったに作らないので、作るノウハウを持った企業体が限られており、多摩が終わった部隊が、そのままディズニーランドに行き、その後沖縄に行っている。

自分は停留場の建設に関わっていたのだが、一番怖かったのが感電事故である。普通の電車と違い、モノレールは桁の横に張られた電線から電気を供給する。停留場の工事のすぐ近くなのだ。電気に色をつけることが出来れば安心して工事が出来るのだが。

その他モノレールに関して起こったトラブル。

1 雪に弱い。多摩は結構雪が降る。桁は幅が広いのですぐに積もってしまう。そのため、夜通しブラシの付いた車両を走らせて雪を落とす。転轍機など足場のある部分は徹夜で雪かきをした。

2 停電に弱い。電気の供給が止まり立ち往生した場合、乗客は逃げ場がない。先日東京モノレールで立ち往生した時は隣りに別の車両を付けて移動してもらった。多摩でも一度立ち往生したが、その時は救援車両を連結して牽引した。一応車内には縄梯子が用意されており、乗客を下の道路に降ろせるようにはなっているが、おばあちゃんには無理だと思う。

3 検査用電車(いわゆるおいらん電車)が停留場の壁に触れ、当時の運輸省の検査に通らなかった。設計時では分からなかったのだが、桁の重みで桁が僅かに傾いた(カントがついた)ために起こった。結局、停留場を後ろに引っ張って何とか検査を通した。

他にも沢山の興味深いことがあったが、今では良い思い出になっている。

それにしても多摩都市モノレールは遅いよな。東京モノレールは桁にカントがついているのでかなりスピードを出して走っている。 ユキワカ

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