agattarisagattariの日記

良い子→東大→一部上場企業→都庁→パワハラで鬱→双極性障害→退職→障害者就労支援事業所→アルバイト→起業準備中 日々思う事を綴ります

日本のお寺の将来

何回か「消えるテーマ」で書きますね。

現在、日本にある伝統仏教の寺院は、文化庁宗教年鑑(H29)によると、全国の寺院数は約7万7千件である。コンビニの約5万5千件より多いが、住職のいない無住寺院が2万以上あり、後継者問題が大きな課題となっている。

また、日本最大の浄土真宗本願寺派がH26年に行なった同派の調査では、寺院収入が300万円未満が45%、100万円未満も10%あった。檀家が菩提寺から離れ、先祖代々の墓じまいをする人も後を絶えないらしい。

大手ネット通販のAmazonが「お坊さん便」を始めたのも、寺院の収入減に拍車をかけている。お布施とは、お金への執着心を断つために行うもので(といってもおおかたの相場はあると思うが)Amazonのように安い定額プランを設定されると、顧客が奪われるのも仕方ない。(Amazonより前にイオンが相場を示したが、仏教界からの反対により辞めた経緯がある)

お寺にも勝組と負組の格差が広がっている。お坊さんは危機感を感じているものの、世の中のニーズを的確に把握せず、従来のシステムに甘んじてきたから仕方ない面もある。

例えば滋賀県の長浜のように、商店街の中にお寺があり、頻繁に説法などの行事をすることで人が集まり、商店街と共存共栄しているような例もある。

裕福な檀家と勝組のお寺はいいが、お坊さんも智慧を絞って、お寺の経営を安定化し、後継者の育成を考えないと、廃墟と化すお寺がどんどん増えていくだろう。

自分が通信教育を受けている東京国際仏教塾の卒業生が、還暦後ボランティアを覚悟でそうした寺院の僧侶になるのは有りかと思う。

ユキワカ

よければポチお願いします。励みになります。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 躁うつ病(双極性障害)へ
にほんブログ村