東京の都市計画で最大の問題は、大地震の際の木造密集地域での火災である。これを防ぐために延焼遮断帯となる道路を作ったりしているが、こういう場所を再開発する時は、どうしても容積率を緩和しないと採算がとれず事業にならない。
こういう地域は地権者も多く合意形成が難しいため、デベロッパーは大規模な工場跡地や臨海部の土地で大規模開発を行う。豊洲なんかいい例だ。すると学校や保育施設、最近は老人施設が足りなくなるので、更に容積緩和して、そういう施設も作らせる。
今度は古いスラム化したマンションを建て替える必要が出てきた。これも成功事例は全て容積緩和である。
つまり、都市をリニューアルするにはどうしても容積緩和が必要なのだ。こうして東京はどんどん膨張していく。
東京の空は狭くなったなぁ。
ユキワカ
よければポチお願いします。励みになります。
↓
にほんブログ村